大人になってからゲームに夢中になるとは夢にも思っていませんでした。
気付いたら2年ほどひとつのゲームタイトルを楽しんでいます。
ゲームを通じて知り合った人(オンラインで)も増え、生活に欠かせない趣味の1つにまでなっています。
そんなおっさんがふと我に返り、長くはないゲームライフで感じたことを綴ってみます。
Contents
良かった点
- 少しでも快適にプレイできるようにPCやデバイスに興味を持ち、知識が増えた
- 回線の強さ・弱さを認識するようになった(ping?なにそれうまいの?)
- DiscordやOBSに触れる機会が圧倒的に増え、専用アプリの快適さを知る
- ゲームコミュニティに属し、その中で開催されるイベント事に夢中になれた
- ゲームを通じ世代を超えてのコミュニケーションがとれる
便利なソフトウェアに触れる
Discordを使用する機会に恵まれたのが本当に良かったです。もしゲームをしていなかったら触っていなかったと思うと少しゾッとします。
新しいソフトウェアや技術に接するのは、現状維持にならない為にも大切なことです。IT音痴の私でもそう思います。
それとゲームを始めてから動画データを扱うことも増え、DaVinci Resolveで極々簡単な編集もするようになりました。ゲームをしていなかったら動画編集ソフトを操作することもなかったなんて不思議です。
ゲーミングギアに興味を持ち始める
ゲームに夢中になるまでゲーミング用のマウスやキーボード等が存在するのを知りませんでした。
コントローラーで時間が止まっていた私にとっては軽い衝撃です。
海外メーカ-もたくさんあり、自分にあったデバイスを見つける醍醐味もあります。
モニターで言えば最初はリフレッシュレート60でプレイしていました。不思議なものでただ遊ぶだけなら充分なのに高リフレッシュレートのモニターが欲しくなってしまうんですよね。
ただし、どれもいいお値段する!!
コミュニティ内のイベントも楽しい
ゲームのタイトル数だけコミュニティがあります、きっと。
上述したDiscordにはたくさんのサーバーがあり、日々動いています。またSNSで募集している場合もあります。ゲームの知り合いが増えるとクローズなコミュニティへのお誘いもあったりします。
そのコミュニティ内で開催されるイベントが楽しいのです。運営の方の尽力が素晴らしく、普段の仕事ぶりが垣間見えます。本業を持ちながらゲームサーバーの運営にも携わる。
自分からしたら超人にしか見えません。
世代を超えて楽しめる
50歳を超えてゲームを楽しんでいる人を何人も知っています。
明るい性格で気さくに話せる人柄からか、同世代はもちろん一回りも二回りも年が離れている若者と交流している方がいます。
結構レアケースなのかもしれませんが、本人からは(VCからは)ゲームライフを楽しみ、生き生きしているのが伝わってきます。
これって相当すごいことでは?
いやかなりすごい。
ゲームをしていなかったら会社と家の往復で、同僚くらいしか外の世界の人と話す機会がなかったかもと言っていたのが印象的でした。
もちろん個人情報には気をつけ、VCでは必要以上に情報を開示しないようにするのも大切。
悪い点
- 本業の勉強が疎かになった
- 平日遅くまでプレイする為、仕事に差し支えるほどの睡眠不足
- 今までの経験やジャンルもあるかもしれないが、猛者(上位勢)にはなれないのに必要以上の練習で時間を浪費してしまう
- 毎日ログインして練習しなくては、という強迫観念に囚われる
- ゲームを第一とした生活リズムに陥ってしまう
- ほとんどの人は時間だけ浪費し、経済的な面に限って言えば1円も利益に繋がらない
- 会ったこともないVCだけの人間関係に引きずられることもある
本業が疎かになる
本業の勉強が疎かになります。
個人的な見解ですが、社会人として本業の勉強や自己研鑽とゲームスキルの上達を両立するのは至難だと思います。
言い方は悪いですが趣味程度で始めたつもりのゲームがいつの間にか実生活に浸食してきます。
練習を怠ると実力が落ちたり知り合いに抜かされるという強迫観念も相まって、疲れていてもログインしてしまいます。そうなったら一度冷静になりしっかりと身体を休めるのが第一ですね。
時間が溶ける
ゲームをしているといつの間にかプレイ時間が何百、何千時間と積み重なっていきます。
同じ何百、何千時間を費やすなら本業に関係する勉強、難関資格を目指す方が何十倍も合理的です。
1000時間あればそれなりの資格に合格することだって可能です。資格をとったくらいで生活の保障にはなりませんが、資格手当や職場で普段とは違う業務を経験するチャンスにもなります。転職せざるを得ない時に役立つことだってあるかもしれません。
いくらゲーム内で時間を費やし「新しい技術を習得」しても、現実世界では何の役にも立ちません。
また時間を費やすなら創作活動に励むのが吉です。ゲームは所詮「誰かが作った枠組み」の中で遊んでいるだけとも言えます。動画編集したり、画を描いたり、旅行に出かけたり、なんでも良いのです。
それでもログインしてしまうのがゲームなのですが。
割と深刻な睡眠不足
仕事中に意識が飛んでしまう程の睡眠不足に陥ることもあります。ケアレスミスが増えます。
職種や仕事内容によってはうまく誤魔化せるかもしれませんが、ドライバーや高所作業等ちょっとしたミスが人命に関わる仕事をしている人は気をつけた方が良いです、絶対。
睡眠不足は自分の意思でどうにかできることではありません。
VCだけの人間関係を気にしすぎない
VCありでゲームをしているとつい忘れがちですが相手も生身の人間。人間は十人十色です。
現実世界と同じで「合う人合わない人」も当然でてきます。
よくあるのが「合わない人」の何気ない言葉にモヤモヤすること。ゲームのプレイ歴ひとつとっても「先にゲームを始めただけ人」から何故こんな言い方されなければいけないのか、と理不尽を感じることも。
入社したばかりでその職場の人間関係や暗黙の了解をしらず、突然の理不尽に巻き込まれる新入社員の気持ちです。
合わない人とは今後いっさい遊ばない程度のドライさがちょうど良いです。
合ったこともない人間の言葉に振り回されるのは時間の無駄。たかがゲームです。
終わりに結論
ゲームのプレイ自体は何の価値も生み出さないが、それによる副次的効果【 PC周りの知識増加・Discordの使い方習得・Twitchで情報発信を始める等々】が何よりの価値となるが私の結論です。
独断と偏見で長々と書いてきましたが、ゲームを否定するつもりはまったくありません。
程よい距離感や付き合い方で生活に楽しみがひとつ増え、世界が広がります。これは間違いありません。
もう猛者にはなれないと身の程を知ることから、次のゲームライフステージが開かれる、かも
では!