もともと一人旅が好きなのですが、今年になってからどこにも出かけず休日はほぼお家にいます。
そうすると、せめて想像の世界の中だけでも旅行に行きたくなるときがあります。
昨年、好きな写真家、濱田英明さんが自費出版された写真集「DISTANT DRUMS」を購入する事ができました。
そんな旅行に行きたくなった時の1冊に。
購入したときは気兼ねなく東京などに行くことができましたね。そんなに昔のことではないのに、随分昔のことのように思えてきます。
すべてフィルム写真だけで構成された写真集
まるで自分もその場に居たかのような錯覚をしそうになります。
ザ、観光地という場所ではなく、何気ない日常を捉えた写真は、懐かしくなったり、もの悲しくなったりするから不思議です。
どの写真も透明感があり、景色から音が聞こえてきそうな没入感があります。
個人的にとても好きなのは、2016年の台湾、2017年のスコットランドの写真です。
35歳で写真家に転身された濱田さん。
今、私は30代です。私は「これだ!」というもの持ち、違う業界に身を移す度胸はありません。
意気地が無いと自分でもわかっています。凡人の私は今の仕事に主軸を置いて、日々の生活を楽しむのが身の丈にあっているとしみじみ思います。
ポストカードなども入っています。
【世界を旅する】ことも出来る写真集
写真集だけではなく、今の時代はyoutubeなどを見ることでいくらでも「世界を旅する」ことが出来ます。
しかしそれでも、ほっと一息ついた何気ない時間に写真集の頁を捲り、世界の光を捉えた写真を目の当たりにする瞬間、間違いなく世界を旅しています。